表皮真皮間の結合のゆるみのケア

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表皮真皮間の結合のゆるみには、電気的な刺激を使うイオン導入(超微弱電流)や電気穿せん孔こう法のほか、針がいい。美容成分の浸透を高めて皮膚の細胞を活性化することで積極的にアプローチできる。

 

体に比べて筋肉が薄い顔では、(4)の影響は少ない。ただし、表情筋が凝って伸縮性に乏しくなれば、たるみやすくなる。温熱やEMS、ローラーで凝りをほぐすといい。

 

一番ポピュラーな美顔器だと思います。因みに私が持っているのもこの美顔器。

超音波美顔器は、名前のとおり、超音波を利用して美顔します。超音波とは人間の耳では聞くことのできない周波数をもつ音の波(音波振動)の事です。自然界に存在する音による振動で、電流や電磁波とは違います。超音波が一秒間に振動する回数(振動数=周波数)をHz(ヘルツ)という単位で表します。人間が聞こえる音の周波数は16Hz~18,000Hzといわれ、20,000Hz以上を超音波と呼びます。

超音波美顔器は、超音波の振動を使い、美顔します。具体的に言うと1秒間に何百万回もの超音波の振動を肌にあてると、肌の内部が活性化され、肌の新陳代謝が良くなります。それにより、血流やリンパ液の流れが良くなって老廃物を流すことができます。

また、肌の内部に刺激を与えることで脂肪分解を促したり、筋肉を刺激してラインを整える効果などもあります。

超音波美顔器の性能だけというものは今ほとんどなく、どれだけ沢山の機能を取り込めているかという事が開発での勝負になっているようです。価格は約1万円~40万円位です。なぜ値段がこれだけ違うのかは、軽量化や、充電の持ち時間、周波数の大きさ、出力レベルの調整が何段階できるか、どれだけ沢山の機能を持っているかなどです。

私としては、軽量化や充電の持ちにお金を取られるのはバカバカしいけど、周波数の大きさや多機能にはしっかりお金をかけないと効果が出にくくなると思います。

皮下組織や細胞間にたまる水分(むくみ)のケア

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「加齢によってコラーゲンやヒアルロン酸が減少し、その分すき間にたまる水分が増える」(藤本院長)のが(2)のむくみ。マッサージや温熱により血行を促進しよう。直接アプローチするのはローラーだが、美顔器を顔に滑らせる動きでもマッサージ効果は期待できる。電気的な刺激で筋肉を動かすEMS(下参照)でも血行が促されそうだ。

 

筋肉を刺激し、むくみ取り
EMS(電気的筋肉刺激)
微弱な電流を流すことで筋線維を収縮させ、筋肉を動かす。それにより、血液やリンパの流れを促すことができる。また、トレーニングと同様、筋肉を強化する作用もあるとされる。
血行を良くし、水分排出を促す
ローラー
皮膚に適度な圧力を加えて、マッサージのように血行を促すことで、細胞間などに留まっている水分を静脈やリンパ管を通じて循環させる。

顔のたるみの主な原因と対応する技術

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顔のたるみの主な原因は、コラーゲンやヒアルロン酸の減少、細胞の新陳代謝の低下など、加齢現象の結果といえる。

(1)皮下組織の脂肪層の中で
    皮膚を支える結合組織のゆるみ ⇒ PF、NIR

(2)皮下組織や細胞間にたまる水分(むくみ) ⇒ ローラー、EMS

(3)表皮真皮間の結合のゆるみ ⇒ イオン導入(超微弱電流)、針

(4)筋肉の衰え ⇒ EMS、ローラー

 

皮下組織の脂肪層の中で
    皮膚を支える結合組織のゆるみを直接ケアするのが、RF(高周波/下参照)を使った美顔器。1MHzといった高い周波数の電磁波を与え、皮膚の内側に熱を発生させる。レーザーを主体とした美容医療を行うクリニックFの藤本幸弘院長は「熱により、コラーゲンでできた結合組織を収縮させると即効で肌が引き締まる。さらに、コラーゲン産生などが促され、肌のボリュームが増えてハリが出るという長期的な効果もある」と話す。NIR(近赤外線/下参照)も似た効果が得られると考えられている。